ラニエリ:「手痛い敗戦だが、前を向いていこう」

「PKについて?審判のせいにするつもりはないが、ウチはアンラッキーなエピソードが相次ぐ時期」

[カターニア] 「この試合を前にして『勝ち点を獲らなくてはいけない』と言ってきましたが、途中までそれが出来ていたのが結局、何も得ることは出来ないでミラノに帰ることになりました。これは、かなり辛いことです」。カターニア戦終了直後、クラウディオ・ラニエリ監督はこうコメントした。

「ウチは前半、コンパクトで具体的なサッカーがやれてましたが、後半に入って、許してはならないカウンターを2回許してしまいました。前半と同じようにコンパクトにやるべきだったところを、出来なかったのです」

「今は、団結して練習に打ち込むことに集中しましょう。この結果を受けて満足している者はいません。前を向いて、立て直すようにするしかないです。選手たちは私と同様、すごく悔しがっています。フィジカル面でも、戦術面でも、課題はたくさんあります。故障者が早く復帰してくれることを願っていますよ。今日の試合では、サムエルもケガしてしまったわけですし。(サムエルは)リール戦に間に合うかって?分からないですね。3日後の試合のことですし、今日の感じからすると、どうでしょうかね。まあ、明日の検査の結果を待ちましょう」

オルサート主審がカターニアに与えたPKに付いてコメントを聞かれたラニエリは、こう述べた。「実際にファウルがあったのか、もしくはカターニアの選手が故意で倒れたのか、定かではないですね。GKが手を引いた時点で相手選手はすでに倒れかけていた、と見極めるのは難しいので、主審はPKとしたというのもあり得ますね。いずれにせよ、全体的にいいレフェリングだったと思いますよ。審判のせいにするつもりはありません。ただ、ウチはアンラッキーなエピソードが相次ぐ時期みたいですね。だからといって、泣きごとを並べたいわけではないです。レフェリングがいい時は、ミスがあっても受け入れます。今日のは試合の決着を付けるようなものでしたがね。TV映像からは相手選手がダイブしたように見えますが、その場で見ているレフェリーがPKと判定してしまうのも理解できますよ。疑惑なんてないし、泣きごとを言いたいというのもありません。レフェリーの判定を言い訳にするのではなくて、我々が反省するべきなのです」

広報部


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