マッザーリ:「チームプレーがカギ、そしてガードを下げないことが大事」

「ローマから好きな選手を引き抜けるとしたら?私はインテルを選んだ以上、ここにいる選手が世界最強の選手だと思っている」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] インテル対ローマ戦前日会見で、相手チームから好きな選手を引き抜けるとしたら誰が欲しいかと聞かれたヴァルテル・マッザーリ監督は、すかさず「このチームを選んだ以上、ここにいる選手が私にとって世界最強の選手ですよ」と答え、現在の戦力に満足していることを強調した。

指揮官は明日の対戦相手を次のように分析した。「システム的には、ローマはカターニアやサッスオーロに近いです。もちろん、明日は変えなければの話ですけどね。基本となっているシステムは4−3−3の変形です。とは言え、皆さんもご存じの通りにひとことで4−3−3と言っても、色々なやり方があるのでね。ローマは現時点でリーグ最多得点を誇るチームですが、本業のセンターフォワードは何人プレーしていますか?それでも、様々な選手が決めて、どのチームよりゴールを量産しているのです。現在サッカーはこういうものなのですよ。全員で攻めて、全員で守るのです」

なお、フランチェスコ・トッティについてコメントを求められたマッザーリは「良いプレーを見せているし、まるで少年みたいに生き生きしています。彼の才能は今さら私がどうこう言う必要があるものではありません」と述べた。

話題はインテルの個々の選手へと移り、フレディ・グアリンがインタビューで自身の出来に満足していないと明かしたことについて感想を聞かれたマッザーリは、次のように語った。「本人が今までやったことに不満だと言うのは、私としては嬉しいことですよ。もっと向上したいという追求心があるという表れですからね。彼はこれまで良いプレーを見せたり、見せなかったりの波が激しかったというのがあります。もっとコンスタントなパフォーマンスが必要ですね。私はいつも、電源を入れたままにしておけ!って言うんですよ。本人もその辺を意識するようになっています。選手としての高い資質は私のサッカーにとって重要なのです。私にとって大事な存在ですよ」

グアリン/コヴァチッチ/アルバレスで中盤を構成するのは可能か?という質問には、マッザーリは「どうですかね。みんなしっかりと走って、しっかりと守ってくれるのでしたら、どんな布陣だって可能ですよ。根っから『できない』という固定観念はないのでね、私は」と答えた。

明日の試合のカギとなる要素については、指揮官はこう考えを示した。「我々としては、チームプレーがカギになるでしょう。向こうとしては同じくチームプレー、プラスいくつかの個人プレーでしょうね。インテルはこれまで、相手に譲らないサッカーをやれることを立証して、ボールを持ったら相手を崩せるということを見せています。私の考え方では、これぞ良いサッカーですよ。でも、大事なのは絶対ガードを下げないことです。何はともあれ、今シーズンは複数のチームが首位争いに参戦する感じですね。白熱のカンピオナートですよ」

最後に、『長友に比べて、ペレイラは守備面で若干劣るのではないか?』という質問を向けられたマッザーリは、長友を称賛しながら次のように述べた。「確かに“ナーガ”は最近、並み外れの素晴らしいパフォーマンスを見せています。攻守両面でとても良いプレーをしていますからね。アルバロ(ペレイラ)は現にこれまで出番が少なかったですが、カリアリ戦でも特に大きな問題はなかったし、コンディションさえ揃っていれば彼だって良いパフォーマンスを見せてくれますよ。とにかく何よりも、チーム全体が一丸となって機能することが大事なのです」


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LIVE! CONFERENZA MAZZARRI PRE INTER-ROMA 04/10/2013 H. 18:30 CEST

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